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160 不吉な再会2
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ココside
昔のその呼び名を知っているのはアイツかハルくらいしかいないはずだから、誰なのかはすぐに分かった。
つかつかと足音が近づいて来るけれど金縛りにでもあったかのようにピクリとも動けない。
トン、と肩を叩かれる。
「CO2だよな？」
「れ、レオ……！」
やっぱりレオだった。
「な、何で……何でいるの…何で…」
殺人鬼にでもあったかのように恐怖を感じる。
最初はレオに対して感謝があったはずだけど、ハルと出会ってからはオレのトラウマの存在になっていった。
「あれからお前を探していたんだよ」
なぜ？
オレを道の脇に置き去って姿をくらましたのに！？
探すなら、最初から捨てなきゃ良かったんじゃないの？
逃げたい。今すぐ逃げたい。
だけど追いかけられるのは怖い…。
どうしよう。
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