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危険/響側(過去)にしおりをはさみました!
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危険/響側(過去)
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小学校の高学年にあがるころには
施設での生活にもすっかり慣れて
それなりに楽しく生活していた。
そんな時、俺はあの人に出会う。
立派で高そうなグレーのスーツを纏い、青いチェックのネクタイが印象的な気品が漂うお洒落なおじさん
誰もがこの人の養子になりたいと懇願していたけど、施設での生活にそれなりに満足していた俺は特に興味を抱かなかった。
「私は男の子の養子が欲しい、息子と争わせ、将来私と息子の片腕となれるような人材を育てたい」
その言葉が実は表向きで本当はもっと別な目的があることに気づくのに
時間はそんなにかからなかった。
他の児童を見る目と自分を見る目が
全然違ったから
それは義理の息子を探している父親というより、まるで獲物を狙うライオンのようで...
絶対、おじさんの養子になってはダメだと心が危険信号を点滅させていた。
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