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呟き 北村sideにしおりをはさみました!
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呟き 北村side
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「ほら、いこいこ!
北村も急がないと遅れるよっ!」
そう言い残して去っていく2人。
それにしても、さっき、奏里はなんて言った?
「………北村、『さん』?」
おかしい。
何かおかしい。
奏里からさん付けで呼ばれたことなんてない。
思えば、千夏の態度も変だ。
いつもと違って妙に奏里のことを庇って。
朝は普通だったはずだ。
いつも通り騒がしかったと思う。
でも、昨日は?
やけに静かじゃなかったか?
ほとんど教室にいなかったからわかりづらかったが、違和感が拭えない。
そこでハッと思い当たる。
私はスマホを取り出して、電話をかけた。
相手は、いつも通りワンコールで出る。
『もしもし、藤堂です。
いかがなさいましたか、お嬢様』
「あのさあ…城川んとこの話なんだけど。
奏里って、双子がいなかった? 」
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