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北村と藤堂 北村sideにしおりをはさみました!
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北村と藤堂 北村side
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「ど、どうして…!
奏里、お前もしかして…!!」
『おっとぉ、勘違いしないでよ?
あたしはきみの父上からこの件を教えてもらった立場で、あたしがこの人に教えたわけじゃないからね!』
奏里じゃ、ない?
ではどうしてお父様がここにいるのか。
…それがわからないほど、私は馬鹿ではなかった。
「…藤堂、あんた!!!
私を裏切ったな……!?」
ギッと藤堂を睨みつけると、何やら生暖かいものが目から零れた気がした。
「…私は、確かにお嬢様の世話係をまだ小さい頃に仰せつかりましたが、その元には頭領のお言葉があります。
私は頭領の命令に従っただけです」
「…あんたも、わたしをあいしては、くれないんだね…」
その自分の呟きは、必要以上に静まり返った空間でやけに響いてきこえた。
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