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40、お腹がすきました。にしおりをはさみました!
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40、お腹がすきました。
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その時だった。「グゥ」と音を立て鳴るお腹。翔太が声をあげて笑いだす。タイミングのいい腹だ。俺はパンと手を叩き、
「よし、飯食ってくるか」
「うん!」
恭は満面の笑みで自分の鞄を握る。・・・可愛い。
「圭、鼻の下伸びてる」
翔太がまだ笑いながら言ってくる。
「うっさい」
それだけ言うと、恭を庇うように肩を抱いて屋上に向かった。
屋上に出てみれば、清々しい晴天が広がっていた。
「はい」
恭が包みにくるまれた弁当を差し出してくる。恭は自分の弁当を隣で準備している。
でも、あれ?何か弁当違くねぇ?
・・・
あ、そっか!恭のが一段で俺のが二段だからだ。弁当を見比べていると、
「・・・多いの嫌だった?」
ぶんぶんと首を振った。
「ならよかった。いただきます」
俺も習って
「いただきます」
こうして俺たちの和やかな昼飯が始まった。
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