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42、ファーストキスにしおりをはさみました!
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42、ファーストキス
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考えてもしかたない。このまま寝てしまおう。そう思って目を閉じる。
でも
それを自覚してしまうと膝の上にいるってだけで緊張して眠れねぇ。どうすりゃいいんだ。
その時だった。唇に何か温かいものが触れた気がした。この感触が間違いじゃなければ、
・・・キス!?
俺はゆっくりま瞼を持ち上げた。しばらく無言の時間が続く。
「起きてた?」
「・・・おう」
「ごめん・・・ぅ・・・」
恭は、泣き出してしまった。違う、違う!俺がさせたいのはこんな顔じゃない!
「好きだから!」
咄嗟に口をついて本心が飛び出す。
「そういう意味で好きだから・・・」
起き上がると今度は俺からキスする。最初は啄むように。今度は無防備な恭の唇に舌を忍ばせて。
「・・・んぅ・・・」
恭の切ない声が漏れる。
今日はここまで。そう思って離れた。
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