アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
風邪5にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
俺逹は Share one's fate ~運命を共にする~
風邪5
-
「連、俺の部屋くるか?」
連と俺が離れず、なおかつ制服から部屋着に着替えられる方法、それは、連が俺の部屋に来るという方法だった。
ただ、病人を動かせるのは癪にさわる。俺は連や紅咲みたいにでかくないうえに、身長差があるから担ぐことも無理だろうと考えた。ゆえに、この方法しかないと思った。
無理そうなら連が寝るまでここにいるしかないか。
…てかその方がよくね?
「兄さん…の、部屋?」
「あ、いや、ごめん。今のなし。」
「……く。」
「ん?」
「…いく!兄さんの部屋いく!」
やってしまった。ほんの10秒前に戻りたい。
まあ、少し元気出たみたいだからいいか。
連はふらつきながらも部屋から出ようと歩き出した。ホントなんか悪いことさせてる。
「肩貸そうか?」
「……ううん。いい。」
連とは部屋が隣同士だから距離はない。でも、やっぱりふらついてるのが気になる。
「ベッド使っていいから、寝とけ。」
「ん。」
部屋に入るなりすぐベッドに倒れこんだ連は、体調悪いのはわかるが、何故かニヤついていた。
こんな時は何も考えずに寝りゃいいのにな。
「兄さんの部屋。兄さんのベッド。兄さんの香り。」
「寝ろ。」
「兄さんの……。」
まだ言うか。逆に興奮状態になって体に悪いような気がする。
まあ、連が大丈夫そうならいいけど。俺は着替えるか。
「兄さん、脱ぐの?」
「…?…まあ。」
「ならさ、ここでやって見せてよ。」
…何を?
制服から部屋着に着替えることをやれと言うのなら、言われるまでにもそうする。
「ふふっなんのことか分かってないような顔だね?」
……全くわからない。
「最近、兄さんとイチャついてなくない?だから、さ。」
だからなんだ?
「っえ?脱ぐんでしょ?」
「ん…?」
「ふふっ…全部♡」
さとった。
こいつの考えていることが分かった自分はどうしたらいいのだろうか……。
さっきより、困った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
53 / 116