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18歳以上ですか?
47にしおりをはさみました!
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47
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健人に告白されてから、数週間が過ぎようとしていた。
若干、反応を楽しまれてる所はあるけど……それでも、今までとさして変わらない関係が続いていた。
健人のほうもあれ以来、突然キスをしたりしてくることもなく…………
まぁ……これでいいのかな?と僕もさして気にしなくなった。
ーーーーある休日。
僕は例のごとく、夜人さんの部屋に来ていた。
とはいっても、今日は絵を見にきた訳じゃなく。
「夜人さん、これは要るものですか?」
「あー……んー、、と……。」
「夜人さん……」
ちょうど夜人さんとの時間が合ったのを良いことに、夜人さんの部屋の片付けに来ていた。
「そろそろ決断してください……。これじゃ今日中に終わらないです……。」
どうやら"捨てられない星人"な様子の夜人さんに、ジリジリと詰め寄った。
「あ、うん。わ、分かったから……!旭クンなんか怖いよ……?!」
「夜人さん………!」
「ぇ、えーとっ!い、要らない!!」
一つ捨てるのに毎回こんな調子で、全くはかどらなかったけどそれでも少しずつ足の踏み場があるくらいには片付いてきた。
ある程度片付いてきた頃、時計を見るとちょうど12時を少し回ったところだった。
「ふぅ………………。あ、そろそろ休憩にしましょうか。僕なにか作りますから台所かりま……」
そう言いながら、夜人さんのほうへ仰ぐ。
「!!!」
お、ぉおう……っ
待ってました!と言わんばかりに夜人さんが此方を見たので、思わず少したじろいだ。
「……すぐ作りますから、座って待っててもらえますか?」
「うん…!」
夜人さんを待たせるまいと急いで支度を始める。
ポケットの中でケータイが震えた。
「…?」
健人からだった。
近くまで来たから、遊びに行く。…....ふーん
…………………………え?!来るの?今から?!!
どうしようかと少し悩んだあと、夜人さんのところへ向かう。
「あの……っ。夜人さん……」
「ん?どうしかしたの?」
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