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18歳以上ですか?
24にしおりをはさみました!
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24
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―――学校を、辞めよう。僕が働けば……。
「気に入らないな」
前と同じ轍は踏めないと思案し始めた叶多の頭上から、良く響く低音が思いも寄らず降って来た。
ゆっくり視線を上げていくと、いつの間にか移動していた須賀がすぐ傍に立っていて……。
「あっ……」
さっきも同じ事を言われたが、ならば関わらないで欲しい……と、叶多が内心思った途端、頭を片手でガシリと掴まれ無理やり上を向かされた。
「本当に、気に入らない」
見れば見るほど端正な顔は、その言葉とは裏腹に……何の表情も浮かべて無いから余計に恐怖が煽られる。
「あのっ、」
「その瞳(め)だ。寄生虫の癖に……何でそんな瞳をしてる。お前、男の出来損いなんだろ?だったらそれらしくしてろ。お前を従者にしたのは、御園の犬だったお前が学園を乱さないように見張る為で、特別扱いする為じゃ無い。父親は騙せたかもしれないが、俺は違う。お前みたいな男の腐ったような奴が、一番嫌いだ」
何の情も感じさせない須賀の冷たい声と瞳に、叶多の身体はビクリと強張り同時にカタカタ震え始めた。
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