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18歳以上ですか?
27にしおりをはさみました!
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27
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「知らない奴より良いだろう?」
確かに……佐野と叶多は須賀の言う通り、初対面という訳ではない。
だけどこの場合、それがプラスに働く要素は皆無じゃないかと叶多は思うが、言葉になんて出来やしない。
あの時……委員長の岩崎に騙され、連れて行かれた生物室で、突然現れ名乗りもせずに、叶多をいたぶる指示を出したのが目前にいる佐野だったのだ。
出来れば二度と関わりたく無いと思うのが、当然の心理だろう。
「……了解。やれと言うならやりますよ。会長」
呆れたようなため息交じりの声が聞こえ、叶多は拳を握り締める。
「話は終わりだ。明日からでいい」
須賀の声が響いたすぐ後、ドアの開閉する音が聞こえ、出て行ったのだと思った叶多が恐る恐る顔を上げると、斜め前に座った瞬と僅かな時間視線が合った。
―――瞬……どうして?
「とりあえず、明日から佐野がお前のガードだ。分かったな?」
全く理解する事が出来ずに混乱している叶多の横から、抑揚のない声が聞こえて条件反射でコクリと頷く。
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