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猫の、勘違い。【憂心目線】にしおりをはさみました!
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猫の、勘違い。【憂心目線】
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冬人さんの様子がおかしい。
おれ、なんかしたかな…
冬人さんに嫌われたらおれ…
ぎゅう…
胸が締め付けられるように痛い…もう、誰かに嫌われたくない…あんな、あんなこと…言われたくない。
嫌われてたら、拒否されたら…どうしたらいい…嫌なことばかりが頭を駆け巡って、逃げたくなった。
「あっ、あの、おれ…嫌われてるんだったら…」
「へ…?」
「おれのこと気持ち悪いなら言ってください出て行きますから!じゃあ!」
ガチャ
「はっ!?あ、おい待てコラッ!!!!」
ガシッ
「は、離してください!!」
「まてまてまて!!いつオレがお前を気持ち悪いだなんて言ったんだ!?」
「だって、なんか様子がおかしいじゃないですか!」
「あっ、いやこれはだなあっ!……えっと…」
「ほら!おれのこと嫌いなんでしょう!」
「……ちっ、ちげーわ!!好きだわばーか!!」
「え…?好き?」
「あっ、いやちがっ、うこともないけど違う…!//ああっ、もうっ。」
耳まで赤い…これは、信じても良いんだろうか?
「…へへっ」
「何笑ってんだおまっ!…って、泣いてんのかよ…」
「え?泣いてません…」
「泣いてるからな…それ。涙でてる。」
頬を触ったら確かに濡れていた。
「勝手にでてきただけです。」
「だからそれを……はあ、笑ってるから良っか。」
「はいっ」
「にこにこしやがってっ」
「すいません、ほんとに嬉しくて…」
「ああ〜、恥ずかしい…//」
赤くなった顔を手でぎゅっと隠す冬人さんが愛しい。
「おれも好きですよ、冬人さんっ」
「は?」
「これでおあいこにしてくれますか?」
「なに言ってんだ…」
「え、好きだって言ってるんですよ?」
「そんなのわかってる!」
「じゃあ…許してはくれないんですね…」
「っ…ゆ、許してやるから!」
「…ありがとうございますっ!」
顔がにやけてるのが自分でもわかる。
「ああもうっ!//」
「ふふっ」
冬人さんって、照れ屋だったんだなあ…
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