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18歳以上ですか?
③にしおりをはさみました!
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③
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「…村田部長って、甥っ子さんの話をしだすといつも顔が赤くなるの、自分でわかってます?」
「はっ?」
「やっぱり、わかってなかったんですね…」
「う、うそだろ…恥ず…」
自分の顔をぺたぺたと触る
「先に見つけたのは僕なのに…」
「え?なんか言っ!!?」
気づけば視界は真っ暗で生温かい。
「なんでなんですか…」
静かだけど、怒りが篭ったような声が頭上から降ってきて、今四ツ葉の腕の中に居るのだとわかった。
「ちょっ、四ツ葉!離せっ」
「離しません。」
より一層強い力で抱きしめられて、もがいても もがいても抜け出せない。世の中の男は大半オレよりも体格が良くて力が強いからな…それに若いし。
「っ…やめろっ!」
「村田部長…僕は、貴方が好きなんですっ…!」
「!?」
自然と身体が強張って、動けなくなった。
「入社した時からずっと…ずっと好きだった、でも言ったら、傍に居られなくなると思ってずっと我慢してた。」
「う、嘘だろ…?」
おかしい、声が震える。
「嘘じゃありません!我慢してたのにっ!…貴方が悪いんです。あんなガキ相手に一喜一憂して…僕のことなんか気にも留めないくせに…!」
「痛っ!四ツ葉痛いっ」
怖いっ…!怖い怖い!
どんっ
「わっ!」
ありったけの力で四ツ葉の胸板を押し返した。自分のものを慌てて持って、走って逃げた
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