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囚われのウサギにしおりをはさみました!
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囚われのウサギ
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身体の奥がドクンと大きく疼くのがわかる。
この整った顔が俺を”ほしい”ってヨがるところを想像して思わず身ぶるいする。
無我夢中で服を全部引っぺがし、自分が服を脱ぐ時間さえ億劫だった。
司先輩のカラダは10年前と比べて逞しくなったようだ。
いやけっしてムキムキなわけじゃないけど、うっすらと筋肉がついているのがわかるぐらいだった。
そっと首筋に指先を這わす。
そこだけは前とおんなじで折れそうなほど白くて細かった。
くすぐったそうによじる先輩の両手をシーツに縫い付けて、鎖骨にかぷりと噛みついた。
先輩のほおがわずかに紅潮するが、一向に起きる様子はない。
「寝てても反応するんだ…」
敏感に反応するカラダがおもしろくて、俺は顔から肩あたりまでいたるところについばむように口づけた。
そして肩のてっぺんあたりまで来たときだった。
「んふっ…!」
ついにその口から小さく声が洩れた。
「ここ?」
ためしにさっきよりも集中してキスを浴びせ、繰り返し洩らされる声に酔いながら甘噛みした。
「んあっ!」
ぶわっと鳥肌がたつ。
自然と俺の顔には笑みが浮かんでいた。
コレだ!俺は!コレを…!!
プチンッ!!
頭の奥で理性の糸が完全に断ち切れた。
俺は!コイツを、どんなに欲していたか!!
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