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18歳以上ですか?
146にしおりをはさみました!
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なんだかんだで放課後
文句いいながらでもちゃんと呼ばれたら行ってるんだから偉いと思う。
「お〜今日もちゃんと来たな」
「てめぇが呼んだんだろう?」
……何呑気に寛いでんだよ
仕事もろくにしてねぇのに疲れねぇだろう?
コーヒー片手に俺を見上げている黒木
面倒だという顔をすればなぜか愉快そうに笑われる。
「やっぱり根は優等生なんだな」
「いいから要件を言え」
「まぁまぁ、そんなに焦るなって。よし、移動すっぞ」
黒木はそう言って立ち上がった。
……わざわざ移動かよ
「そんな面倒くさいって顔すんなって!コーヒーくらいいれてやる」
「……別にいい」
そんなに長居するつもりもねぇっての
そんな黒木に連れられてきたのは職員室の隣にある談話室みたいなところだ。
比較的狭いその空間は相変わらず高級感漂う雰囲気ではあるが、かなり落ち着ける空間になっている。
その中心に向かい合うようにして置かれたソファの向かって右側に黒木が座った。
そしてこちらをみてその前に座るように目で言ってくる。
……こんなところでなんだってんだ
俺はため息をついて、黒木の前に座った。
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