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時間＿優也3にしおりをはさみました!
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時間＿優也3
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全部、俺のものならいいのに。
過去も未来も、今この瞬間も。
余計な事考えさせないようにしたい。
涙を零す愁の唇を息もつかせない勢いで奪う。
ひくひくと体を揺らしながら乱暴なこの行動を受け入れているのを感じながら、壊してしまいたいとさえ思う。
下半身に少し触れてみるとビクリと大きく揺れた。
そのまま後孔に人差し指を這わせると、くぐもった声を上げて逃げようとする。
それでも入口は先走りで濡れぼそっていて、指をすんなり受け入れる。
「んんっ、んっ…」
見開かれた瞳には俺だけが映っていて、心地良い。
くすぐるように指を動かして奥へ進ませる。
きゅうっと、指を締め付けるそこはこれまで散々受け入れてきた場所とは思えなかった。
唇を離すと充血したみたいに腫れた唇が目に入った。零れた唾液を舐めとるために愁が舌を伸ばす。
きっと意識もせずにした行動だろう。
その舌を甘噛みするように捕らえると、困惑した瞳にぶつかった。
気付かないふりをして、そのまま自分の口内に誘いこむ。
舌先に触れていると愁の舌がゆっくりと動いて絡まってくる。
そのまま動かないでいると、それは少しずつ奥へと入りこむ。
ゆっくりな動作でもしっかり意志のある動き。
キスには慣れていない。たぶん。
優しくしてやりたい、と思う反面で閉じ込めてしまいたいとも本気で考える。
「んっ、はあっ…あっ…」
ぐちゅぐちゅと指で音をたてて掻き回すようにしてみれば、小さく喘ぐ。
それが可愛くて、前も擦ってやる。
「あっ、あっ、ゆうやさ…だめっ…」
「何がだめ？もっと？」
焦らすように聞いて、指を増やす。
「ああっ…そんな、の、だめっ、だからぁっ」
腰がフルフルと震えて、仰け反った愁がシーツを掴む。
「どうして欲しい？」
「んんっ、あっ、ああっ…」
切ない声を上げながら俺の瞳を見上げる。
さっき無理させてから日付も変わらない内に、こっちの下半身も張り詰めているなんて笑える。
元気過ぎるだろう。そんなに若くもないってのに。
夢中になりすぎて、愁を傷つけないようにしたいのに歯止めが利かないのを自覚していた。
「んんっ、も、ほしっ、ゆうや、がっ…ほしいっ」
「いいこだ。」
鼻の下が伸びきっているのではないかと思うくらい、だらしない顔をしているだろう。
そんな事を思う俺の唇に愁の指が触れる。
ちょん、ちょん、と誘うようにする仕草に吸い寄せられてその指にカリリと噛み付く。
「あんっ」
どこもかしこも刺激されればウブな女のような反応を返す体。
赤らむ頬と、うっすらと汗ばむ白い肌。
出し切って意識を飛ばしたのが数時間前だというのに、先走りで濡れる性器。
べろべろと愁の指を舐め回しながらジッパーを下げ、昂った自身を愁の後孔にあてがう。
ぐちゅりと濡れているそこに吸い込まれるように腰を沈ませていく。
「ああっ…」
「さっき散々ヤった後だから、ゆっくり、な」
自分に言い聞かせる様に、少しずつ挿入していく。
「だ、めぇっ…我慢、でき、っない…もっと…ゆうや、もっと…」
焦れたように自分の腰を押し付けて揺する愁。
さっきまでとまるで違う淫蕩なオーラに呑み込まれそうになる。
「ば、っか、愁の体がっ」
危うく呑み込まれて腰を打ち付けてしまいそうな自分を抑えると、愁が笑った。
「全部、くだ、さい…ゆう、や…を、全部…」
叶わない願い事でも言うように儚い笑顔。
全部奪い去りたいのはこっちだって言うのに。
いつまでたってもわからない愁の深い所めがけて腰を一気にすすめる。
「ああっ…」
「全部、全部、愁のものだ。欲しい時に欲しいだけ、こうしてやるっ」
仰け反って喘ぐ愁の体はうっすらと桃色に染まって苦しいだろうに笑顔を浮かべている。
きゅうっと締め付ける中は居心地がよくてあっという間に持って行かれそうだった。
「…ゆ、うやっ…きもち、いいっ。」
か細い体が全身で俺を閉じ込めようとするように淫らにうねって喘ぐ。
根元までずっぽりと銜えんだそこは小さく収縮を繰り返してくる。
「気持ちいいな。ずっと繋がっていられたらいいのにな」
「あんっ、んんっ…あっ、あっ…ゆうや…ああっ」
両足を高く持ち上げて愁の前立腺を擦る。
とろんとした瞳が揺れて困った様に首を横に振る。
「そ、こ…だめっ…い、っちゃ…もう、出ないっ、のにっ」
ひくひくっと中の収縮が激しくなってこっちもそろそろ限界だった。
この体は癖になる。恐いくらいに…
「一緒に、いこうな。」
パンパンと音が響くくらい腰を打ち付けると一際大きく喘いだ愁の手が何かを掴む様に伸ばされた。
その両手をぎゅっと握ってから首につかまらせてやると安心したように縋り付く。
「あぁっ、も、いっちゃ、…いくっ」
最奥を突いた瞬間、ぎゅぎゅっと締め付けられて達した愁の性器から透明に近い液体が噴き出す。
せめて負担を減らそうと愁から引き抜いて白い太ももに自分の精子をまき散らした。
愁と同じ様に色がほとんどない液体が出た事に苦笑しながら。
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