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捕獲_愁1にしおりをはさみました!
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捕獲_愁1
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曲がり角を曲がった所にはカメラを構えた男。
「んふっ…ああっ、あっ、あっ、いくっいくっ」
耳に入ったのはまぎれもない僕の声。
男の持ってる機材から流れているようだった。
「な…」
「なあ、あんた。男がいないと生きて行けない体なんだって?これ見せられてからギンギンなんだわ。俺の相手も頼むよ。」
ねとりとした視線が僕にまとわりつく。
一瞬で昔を思いだして背筋が凍る。
「ひ、人違いです…」
方向転換をした僕を追いかけるようにその声が追いかけてくる。
「いいの?この動画と音声、テレビに流しちゃっても。放火された部屋の持ち主はこんな事をしている男でした。さらに彼はあのファイヤーコーポレーションの若社長の恋人です。なんてなぁ。とんでもない特ダネだぜ」
その言葉に足が止まる。
優也にまで迷惑をかける訳にはいかない。
「やめてくださいっ。返してくださいっ。」
飛びかかろうとした僕を軽くかわして、腕を掴まれる。
「あんたが大人しくついてきてくれればこの動画は削除してやるよ。心配するなって。」
掴まれた所から鳥肌がたつ。
でも言う事を聞かなければ報道される危険がある。と…
「ばあさんはこっちで道案内しといてやるよ。あの車に乗りな。」
背後から近寄ってきた黒塗りのワゴン車をあごで指す。
身震いで動けなくなりそうな足をゆっくり前に動かしていると男が後ろから肩を抱いて車に乗り込んできた。
「さあ早くしな。ああ、それから若社長にメールするんだ。父親が危篤だから実家に帰るってな。さっさとしろよ。俺の気が変わればテレビに流れるんだぜ。」
こんな下劣な手を使ってくるなんて…
夏彦はどうやっても僕を不幸にしたいらしい。
後部座席に押し込まれると同時に車が動き出した。
カメラを持った男に急かされるままメール送信すると満足そうに僕から携帯を取り上げて電源をおとした。
「無闇に連絡とられちゃ困るんでね。さあ、これの相手をしてもらおう。一応言っておくけどこの車はロックを解除しなければ中から開ける事はできない。雇い主にあんたを渡すまでこっちも逃がす訳にはいかないんでね。」
「雇い、主は…夏彦、ですか?」
無言のままニヤリと笑った男はジーンズのチャックを開けると僕の頭をつかんで近付ける。
取り出された性器は先走りで濡れていた。
鼻先に押し付けられて嫌でもその男の匂いが鼻につく。
「教えて欲しけりゃ上手に奉仕しな。目的地に到着するまでまだたっぷり時間はある。それとも痛い思いしないとやれないかぁ?」
「ぐっ…」
強い力で押しつけながら、どこからか取り出したカミソリを見せつけられて、渋々その昂った肉の塊を口に入れるて舌を這わせる。
「うほぉっ。うまいねぇ。さすがガキの頃から仕込まれてるだけあるぜ。」
好き勝手に腰を振り、喉の奥を突いてくる。こみ上げる吐き気と戦いながら終わるのを待つ。
優也…ごめん。嘘ついてごめん…。
「っち。なんだぁ?考え事か?そっちも楽しませてやるよ。脱ぎな。どうせ服なんて必要ないんだから。なぁ、奴隷ちゃん。」
「い、や…やめて、ください。これ以上はっ…」
トレーナーを脱がされそうになって顔を上げるとそのまま押し倒された。
2列あったであろう後部座席の中央は倒されていてシート状になっていた。
男の手から遠ざかろうと身を捩ると、ニヤニヤ笑ったままの男がカミソリを僕の頬に当てる。
その冷たい感触が恐ろしくて動けなくなった。
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