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3(終)にしおりをはさみました!
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3(終)
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それから羊飼いは、来る日も来る日も…
いくら叫んでも 村の皆に無視される日々が続きました。
しかし、ある日の事______
とうとう、本当に 本物のオオカミが、村に やってきたのです。
羊飼いは必死に叫びます。
「オオカミだー!!オオカミがでたぞー!」
しかし、村人は1人も出てきません。
それでも、村人のためと思い…
「早く羊を匿えー!!」
と、羊飼いは必死に助けを呼びました。
しかしと言うべきか…
やはりと言うべきか…__________
「まーた叫んでるぞ〜」
「誰があんな奴なんかのwww」
「でも、今回は本当かも…」
「そんな訳あるか」
『オオカミだー!!!…』
「そうだぞ、俺らは何度も、何度も…」
「そ、そうだよな」
「あぁ…、それより これからの町は…」
村人達は、誰一人として外で叫んでいる羊飼いの言う事を信じようとしなかったのです。
そしてとうとう_________
オオカミは羊たちを襲いはじめました。
そこらじゅうで、大切に育ててきた羊たちが襲われていくのを 羊飼いはただ 見ているだけしかできません。
しかし一匹のオオカミは、ゆっくり羊飼いの元へと歩みを進めました。
そして一言…
「逃げないって事はお前も襲われたいのか」
ドスッ……
羊飼いはビックリして、尻餅をつきます。
「座り込むって事は、そんなに襲って欲しいのか…人間…」
その言葉に、頭を横に振る羊飼い。
だが、願いは届かず……
ビリビリッ…という服を引き裂く音。
「や…やめっ………ぁ……」
ピチャ…という舐める音。
ザラりとしたオオカミの舌。
「ピチャ…ッ…(((ペロペロッ______」
愛嬌という名の声。
「…ぁん……っ…」
それらの音が羊飼いの耳を犯す…。
しばらくすると、目の前にいた羊たちが 一匹残らず消えてしまいました。
そして、
オオカミは行為を辞め 言いました。
「羊たちは、今頃 俺らの仲間がご馳走として いただいている。ありがとよ」と。
その言葉に。「…?」の羊飼い。
それでも、オオカミは話を続けました。
「毎日、俺らが村に偵察に行くタイミングで お前が『オオカミだ』と言った時には ビックリした。だが、お前が 『オオカミだ』と 言うと同時に俺らオオカミは近くの茂みに隠れていたからバレなくてラッキーだった」
「…?」
「つまり、お前が嘘つきになってくれた おかげでお前の言葉に、村人達は耳を貸さなくなった。だから、今日みたいな日に巡り合えたってわけさ」
そう言ってニヤリとするオオカミ。
そして、羊飼いはやっと理解したのです。
自分は知らぬ間にオオカミに加担していたのだということに…。
自分が「オオカミだ」と言うたびに、村人達は羊飼いを嘘つきと罵倒し、だがオオカミ達には羊たちを襲う好機を与えていたのだと。
「人間とオオカミは会いいれ無い存在。それでも ありがとよ、それじゃあな…」
そう言ってオオカミは、さっそうとした足取りで羊達がいた野を駆けて行ったのでした。
残された裸寸前の羊飼い。
自分の飼っていた羊たちはオオカミに襲われ、自らもオオカミに襲われ…
服はボロボロ…。
これからの生活、自分の身なりも裸状態の羊飼いは これからどうなったのかは、誰も知ら無いのでした。
長らくお待たせして この結末…。
エロ描写も無く、話もグチャグチャで
誠に申し訳ない限りです…。
次からは、もっと余裕を持たせて書きたいと思います!よろしくお願い申し上げます。
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