アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
夏の朝3にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
夏の朝3
-
それから少しの興味でお兄さんの隣の席に座るようになった。
相変わらず吸い込まれるように視線は指へ動く。やっぱ綺麗だな。触ってみたいな。
..........触ってみたい?男の手に?
うん、俺、変だな。そもそも見ず知らずの俺の席を奪ったお兄さんの手に触れたいなんて意味がわからない。
ぐるぐる考えてみたところで答えが見つかる気配もなく、めんどくさくなって、本来の場所から1人 分横にずれた俺の指定席から空を見た。
梅雨があけた空はすっかり夏だった。
そんな空を眺めてぼんやり考えた
もうすぐ夏休み、学校に行かなくて良い。電車にのる必要もない。
そっか、お兄さんに会えなくなるな。
そんなことを考えながら空を眺めて
俺は自分の駅で降りた。
お兄さんは相変わらずすやすや眠っていた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 26