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07にしおりをはさみました!
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07
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何度か額にキスが降り、ゆっくりと蓮の唇が離れていく。
暫く見つめ合って、どちらともなく唇を寄せ合い、互いに舌を絡ませ、歯列をなぞり、上顎に蓮の舌が掠めると、俺の中心が震えた。
根元を握りられたままで、苦しくて腰が揺れる。
早く刺激が欲しくて堪らない。
「も、離して」
縋る様に蓮の頭に手を伸ばし、ダークブラウンの髪が指に絡んだ。
耳に掛けていた髪が揺れ落ち、爽やかなシャンプーの香りがする。
「仕方ないね」
「んぅっ」
やっと蓮の手が離れて自身が解放されると、軽くイってしまったらしい。
自身の先端から、白濁した液体が少し流れていた。
「あれ、またイったの?」
「……うっせ」
「ふふっ」
「笑うなバカ」
「いや、可愛いなって」
「少しは黙れよ」
「それは、無理かな?」
ごそごそと下の方で何かを探る音がして、少し頭を持ち上げて見るとスラックスのポケットから小さな透明のボトルを取り出した。
キャップを開けてベッドの隅に蓋を置くと、蓮が俺の脚を持ち上げた。
「わっ、なに?ーーー冷たっ!」
とろとろと、俺の臀部にボトルの液体が垂らされている。
これは、ローションてやつか?
何でこんなもん持ってんだよ。
「痛いの、嫌でしょ?」
「……痛いのか?」
「そりゃ、少しは…ね?」
「……やだ」
「今更なに言ってるの」
「痛いのっ…やぁっ!」
なにこれ。擽ったい。
「大丈夫、ちゃんと解してから挿れるから」
俺の後孔の表面を蓮の指が撫でる。
蓮が指を動かす度にくちゅくちゅとそこが音を鳴らし、淫靡な音が耳に付く。
「な、なんでそんなとこっ」
「…あれ?知らないの?男同士はね、ココでヤるんだよ」
「嘘…だろ?」
そんな所に、入るわけない。
男同士は、アソコを互いに擦り付けてやるもんだと思っていた。
蓮は何で知ってるんだ。
「大丈夫、ちゃんと気持ち良くしてあげるから」
ああ、そうか、あの子と…ヤったのか。
だから、蓮は知ってるんだ。
「や、やめっ、ぁあっ!」
後孔を撫でていた指が、俺の中に入ってきた。そんな所に何かを入れる事なんてないから、変な感覚だ。
中で蓮の指が動き、なんだかお腹がムズムズしてきた。
「どんな感じ?」
「き、気持ち悪い」
「なら、ここはどうかな?」
「ひぁっ、あ、あ、なに、そこっ!変っ!!」
ぐちゅっと、ある一点を蓮の指が押さえると、脚の爪先から頭の天辺まで電気が走った様な感覚に襲われた。
「案外簡単に見つかるもんだね、前立腺」
「あ、はぁ…なに、それ」
「ここだよ。ここが男の性感帯」
前立腺も、あの子が教えたのかな。
「ひぅっ!ダメッ…ぬいて、でる…でちゃう!!」
「凄い、尚…やらしい」
「はっ、あっ、も…むり」
しいこく前立腺という場所を攻められて、頭がおかしくなりそうだ。
蓮がそこを押す度に脚が震える。
俺の中心はもう限界らしく、先端からはさっきイった時の白濁液と、先走りが混じって下へと流れていた。
「あ、はっ…も、でるっ、でちゃうからっ!」
「まだダメだよ。次は尚と一緒にイきたい」
「ぁあっ、また…も、やだっ」
出そうで震えている俺の中心の根元をまた指で堰き止められ、
苦しくて、
あの子ともこんな事をしていたのかと思うと、悲しくて、
涙が溢れた。
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