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06
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俺の脚を少し持ち上げると、蓮の身体が間に入って来た。
視線を足元に向けると、両脚の間に顔を埋めて俺の中心に蓮の唇が触れようとしている所で、慌てて制止の言葉を言おうとしたけれどその前に蓮の唇が亀頭に触れてしまった。
「あっ……!!」
人に触らせた事もない自分のそこに蓮の唇が触れているというだけで、俺の自身は震えて先端からは先走りが滲み出している。
頭の下にある枕と、腰に挟んでいるバスタオルさえ無ければ、こんなダイレクトに見える事はなかったのに。
ソフトなアシンメトリーウルフの蓮の髪は左側が長い為、邪魔なのか髪を耳に掛けていて、それがまた普段見せない姿で色っぽく、目を背けたくも蓮から目が離せない。
薄い唇が何度も俺の自身にキスを落とし、その度に俺の下肢はビクビクと揺れる。
「あっ、や…ダメ!」
優しく触れていた蓮の唇が俺の自身を包み込み、温かくて柔らかい口腔の感触にシーツを握り締めた。
やばい。イきそうだ。
「れ、れんっ……も、はなし、て」
俺の言葉を無視して、蓮は激しく頭を揺らす。
蓮の唾液と舌が自身に絡まり、強い刺激に堪えきれず欲を放ってしまった。
「あ、あ…ごめ、蓮…」
蓮は何も言わず、ただジッと俺を見据えている。
「あの、ティ…ティッシュを!!」
ティッシュを取るために身体を反転させようとしたけれど、蓮の手が俺の脚を押さえて身体を戻されてしまった。
蓮は頭を左右に振り、口角を上げてニヤリと笑みを浮かべると、喉元を揺らした。
「お、おまっ…嘘だろ……?」
厭らしい笑みを崩さずに、蓮はベッと舌を出して見せる。
「の、飲んだのか?」
「ごちそうさま」
そう言って、笑う蓮はいつもの蓮ではなくて、凄く厭らしいという言葉が似合う男になっていた。
「ば、はっかじゃねぇの」
「うん、そうかもね。尚の事になると俺はダメみたい。でもね、こんな自分は好きだよ。尚を好きって、身体全部で伝えられているからね」
胸が締め付けられるとはこういう感じなのだろうか。
胸の奥がきゅうってなって、蓮の言葉一つ一つに身体が反応してるみたいだ。
イったばかりの俺の中心は、また元気を取り戻していた。
「ね、気持ちよかった?」
「……ん」
「なに?」
「いや、…いやだ」
何でそんな事ばかり聞くんだよ。はい、気持ちいいです。なんて、恥ずかしすぎて言える訳ないじゃん。
「何が嫌なの?」
「そ、そういうの…」
「聞かれたくない?」
「う、うん」
「それは無理だね。聞きたいもん」
「ぁあっ!!」
ぎゅっと自身の根元を握られて、甲高い俺の声が部屋に響いた。
「ね、気持ち良かった?」
「う……や、やだ、離して」
「……もう一度聞くよ。俺の口でイかされて気持ち良かったのかな?」
き、……鬼畜だ。
こんな蓮、知らない。
「はっ、き、……きも、ち…いいっ」
「なに?」
「あ、…きもち、いい。れんの、くち…きもちいい、からっ!」
蓮は満足そうに笑いながら、
「よくできました」
と言って、額に優しいキスが降りた。
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