アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
7ー05にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
7ー05
-
「章人!おっかえりー!」
時刻は18時頃。
玄関の引き戸を開くと、ザクロが待ちかまえていたように抱きついてきた。
心の準備をしていなかった俺は、驚きのあまり目を瞬く。
いや待て、まださっきの疼きが収まってないんだ…!
「た、ただいま」
バレたくなくて平静を装いぎこちなく笑うと、ザクロが俺の肩を掴みながら眉をひそめ…首を傾げる。
「あれ?…何か章人、雰囲気がエロい………発情してる?」
「!!…は、はは…何言ってるんだ、気のせいだろ」
「いや、気のせいなもんか!だってオレ、淫欲にはかなり敏感だし」
何て無駄なトコが高性能なんだよ…!
淫魔だからか、そうか畜生!
でも此処で折れるワケにはいかない俺は、平静なフリを続けたままザクロから離れ、早足で居間に向かう。
しかしコイツも後ろからしっかりついて来る。
「あからさまに逃げるなよ!」
「逃げてない!少し勉強し過ぎて疲れてるだけだ。ほっとけ!」
「いーや違うね。オレの目は誤魔化せないよ!さぁ章人、何で発情してるのか今すぐ白状するんだ!」
「だから何もないって…ぅわ!?」
すると腕を引かれたと思う内にソファーに勢い良く押し倒されてしまった。
逃げようともがくが、ザクロに真剣な眼差しを向けられ思わず心臓が跳ねる。
「早く言わないと…このまま犯すよ」
「っ!!」
熱情のこもった低音に、背筋がぞくりとする。
い、いきなりカッコイい雰囲気を醸し出すな!
そ…それに。
…言えるわけないだろ。
ゲイ動画見て、お前にされるの想像したら興奮したなんて恥ずかし過ぎて言えるワケがない!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
74 / 273