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こじれる3by栗橋にしおりをはさみました!
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こじれる3by栗橋
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それから、俺は春斗と話す事も
目を合わす事もしなかった。
春斗が俯いてるのは、分かってたけど
もし、鶴瀬が本気にして
それが会社に広まっていたら。
俺は、もうそんな思いしたくない
「もーぅ、だめぇ…お、や、す、み」
2時間ほど飲むと、鶴瀬は俺の布団に倒れこんだ
「あーあ。こりゃ、帰れないな。」
ラッキーかもな
春斗と、いたら
怒ってしまいそうだから
「そろそろ、俺は帰るよ!」
蒼先輩は酒を控えめだったので、
今日はしっかりしてる
「あ、俺、送りますよ」
「大丈夫だよ、一人で…」
「送ります。わざわざ来てもらったし、すみません」
「あー…でも」
ちらりと、蒼先輩の瞳が春斗を指した
春斗は、俯いたまま
寂しそうに、してた
「…春斗、俺は蒼先輩送ってくるから、風呂とか沸かしといて」
「…う、ん」
小さな声を聞いて
全く…
髪をくしゃりと撫でると
驚いたように瞳をあげる春斗
「行きましょう、蒼先輩」
「あ、うん。ごめん」
「いいですから」
そのまま、蒼さんの手を引っ張って外に出た
春斗が落ち込んでるとは分かってたけど
それでも、今、あれ以上
優しくできる気がしなかった
怒らなくても、反省してるんだろうし
あとで謝ってくるだろう
でも、考えなしな性格は見過ごせないから
今だけは、反省させよう。
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