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欲望⑩★スカー×エド 【完】にしおりをはさみました!
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欲望⑩★スカー×エド 【完】
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肉体の欲が吐き出され、快楽の余韻と疲労を感じる…。
鋼は幾度となく絶頂を迎え最後は意識を飛ばしてしまった。
俺は、体液にまみれた鋼の体を見下ろしたまま言葉を発することができなかった。
何をしたんだ……
理性を失い、してしまった行為に罪悪感を感じながらも
反面、冷静になっている。
それは……――
気絶している人間を前に、強姦してしまったような気になり酷く罪を感じながらも、その姿の、鋼が……
妖艶で、子どもと思えないほどの淫らな姿で…
俺は鋼の愛する弟ではないのに、今、まるで愛しあった後のようで。
脳が勘違いさせる。罪を感じながらも、鋼が弟と疑わない限り愛のある行為だったのではないかと…
「都合の良い自分勝手な考えだな………」
――鋼の体を清める。
乾いた服を着させて、コートをかぶせる。
願望を夢みたと思ってくれ――
体の疲労は熱のせいだ――
お前は、みた夢を『本当』にするために、目覚めたらまた動き出すのだろう。
それでいい。
――憎いアメストリスの錬金術師。
そう思っていたのに。
触れると変わってしまうのか…?
鋼に対してそれ以外の感情があるというのか。
愛ではない。だが、肌に触れた時の温かさに似たような気持ちだ…。
………わからないままでも、いいのかもしれない。
現実にいる俺は、今日を忘れない。
だから、力を尽くそう
我が同朋のために。
そしてお前たち兄弟のために――。
「ん…アル……」
まだ今は眠れ。
目覚めたら、弟たちを探しにいくとしよう。
――スカーは最初で最後のキスを、エドの唇に落とした。
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