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覚悟しとけよにしおりをはさみました!
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覚悟しとけよ
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「な、にかっこつけてんの、バッカみたい…」
雨が降ってきた
結構つよい
ボツボツと雨が当たって痛い
「てか、先輩なんでパジャマなの…」
「宇井」
「なに?」
「倒れてもいいか?」
「え?」
そう言うと先輩はその場に倒れた。
な、ちょ、は?!
バッカじゃないの?!
僕は急いで先輩にかけ寄った。
「先輩なにっ!…ちょ、あっつ!すごい熱。こんなんで出てきたの?!ほんっと馬鹿じゃないの…?!ほら!肩かすから立って。あー、でもタクシー拾った方が、雨すごいし…あ、でも僕金ない…ごめん、先輩、ここから歩いて帰ることになるけど、大丈夫?」
「大丈夫…あはは、俺、かっこわりぃ」
「…ほんとだよ」
熱い。
僕に当たっている先輩の身体から伝わる体温。
なんでこんな状態で?
それになんでここに?
美穂ちゃんとは付き合ってるの?
先輩の
好きな人は誰なの?
聞きたい事は大量にある。
でも、今はそんな質問しながらゆっくり歩いてる場合じゃない。
熱治ったら覚悟しとけよ
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