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ホームルーム。拓海sideにしおりをはさみました!
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ホームルーム。拓海side
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朝、鈴木くんが迎えにきてくれて何故かとっても嬉しくて、松葉杖なんて投げ出したくなった。
鈴木くんって可愛いの。
「三國くんそれどーしたの?!」
「え?!骨折?!」
「大丈夫?!荷物持とうか?」
すっげ。
群がる女の子。
「ちょっとね。大丈夫だから、ほら席つきなよ。先生くるよ?」
にこりと笑って追い払う。
俺に告白してきた女の子達は、まだ諦めてないのかな?
最近、何故か可愛い女の子に興味がなくなってきて、実は焦ってたりする。
クラスの男子が見せてくるグラビアも、可愛い…んだけど。
なんだろうね。
使いにくい松葉杖を一纏めにして机の横に倒して置き、椅子に座った。
「…俺、どーしたんだろ」
「えっ?どったの?恋?」
前の背中が振り返る。
米原だ。
お調子者で、何かと恋の話題に反応する奴。
米原の問いかけには応えず、ため息をついた。
「女の子をことごとく振ってる三國くんがねぇ??」
「うるさいな何も言ってないでしょーが」
「いんや言ってるねその顔!誰かな?クラスの女子…は全員振ったよな」
「…ノーコメント」
米原の追及はうざい。面倒くさい。
その後もしつこく探ってくる米原にデコピンを食らわした。
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