アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
夢をみた。俊哉sideにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
夢をみた。俊哉side
-
「…今から俺が伝える言葉に、引くのが当たり前だと思う。けれど、拓海が応えられなくても、友達でいてほしい…なんて、自分勝手だとは思ってるんだけど…」
拓海の目を見て言葉を紡いで、こいつやっぱりデカイな、なんて思う。
見下ろされるのはやっぱり好きじゃないけど、あまり気にならなくなってる。
「俺は俊哉と友達でいたい、ずっと」
俺の目を見つめ返してしっかりと言って、俺の言葉を待ってくれる拓海は優しい。
「…俺、拓海が」
言いかけた俺の言葉は聞こえなくなり、視界が黒く塗られ、次第に白い光が広がっていく。
眩しい。
…夢か。
夢でよかった。
夢にしても恥ずかしい。
あの言葉の続きは、どう考えても…好き…って言葉が…
入るわけない!!
俺の初恋が男だなんて知ったらお母さん悲しむから!
しっかりしろ鈴木俊哉。
友達を失うのは嫌だ、俺は気持ちを押さえつけて心の片隅に。
好きじゃない。
恋愛なんて知らない。
まだ知らなくていい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
71 / 125