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変な感情。俊哉sideにしおりをはさみました!
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変な感情。俊哉side
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「俺も好き、大好き」
そう言った拓海は、さっきまでのふざけた調子ではなく、バスケをしているときと同じような真顔だった。
俺の頑張った笑顔も消える。
前のめりになった拓海とは、30cmほどの距離しかない。
後ろに身体を引きそうになるのを堪える。
拓海を傷つけないように。
恥ずかしさにいたたまれなくなって、俯いた。
変なの。
俺は、その、そんな感情なんて知らない。
これは恋愛感情なんてやつじゃないと思ってる。
それでも、したくなった。
キスしたい。
頭の中が真っ白になって、何も考えられなくて、気づいたら口が動いてたようで。
俺を呼ぶ声に我に返る。
「…俊哉…?」
「えっ??俺、何か言っ…」
顔をあげると、わずか10cm程に縮まった距離に拓海が。
驚いて息を飲み込んだ。
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