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あぶない男 6にしおりをはさみました!
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あぶない男 6
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605、605...あった、此処だ。
605と書かれたドアの横には、【不知火銀司】と書かれたプレートがかけてあった。
不知火銀司ってめちゃくちゃ強そうじゃん...
大丈夫かな、俺...
取り敢えずカードキーを使い、部屋に入る。
部屋の中はそれなりに広く、寝室とみられる部屋が2部屋に、リビングや大きなキッチンも備え付けられている。
生活には不自由しなさそうだな。
部屋を一通り見た後に、ふと思った。
俺の寝室どっちだ。
向かって右側の部屋なのか、左側の部屋なのか。
まあどうせ今昼だし、人いないだろうからどっちでもいいか。あけちゃえ。
「お邪魔しまーーーー...」
左側の部屋をガッと開けた瞬間、ベッドで誰か寝てて固まる俺。
「...っ!」
やばい、閉めなきゃ!とは思ったが、なんだか様子が変だ。
「く...、う」
呼吸も少し乱れてるし、なんかあったのかな
取り敢えず、そーっと近寄り、腕に触れた。
「ん...、誰、だ、てめ..」
俺に気づいたのか、男は辛そうに顔を歪めながらも、薄く目を開いた。
オレンジとピンクが混ざった様な、薄く透き通る瞳が揺れる。
ベタついた白銀の髪の毛を払い、息をついている。
その動作のひとつひとつが美しくて、俺は言葉を失った。
「ん...、くるし..水..」
途切れ途切れに吐く言葉からは、男の俺でさえ固まってしまう程の色気があって。
って、そんな事考えてる場合じゃない!
俺は急いでキッチンに行き、コップに水を注ぐ。
そのまま彼のもとへ戻るが、さっきよりも苦しそうな表情に、冷や汗が浮かぶ。
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