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Ⅱ.. Mission,転入生の心を開け!!
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さっき座ってた席に戻ったけど誰もいなかった。
数分しか経ってないのにどこ行ったのあの人達!!!
仕方なく教室に帰るとあきらがいた。
窓際で本を読んでる。
…似合わない。
「あきら、なに、読んでるの」
堪えられずに、笑いながら聞くと、ものすごく嫌な顔をされた。ごめんて。
「聖書」
「せwwwいwwwしょwww」
あきらが聖書!!
思わず草が生えたよ!!
爆笑する僕に相当イラついたのか、閉じた聖書で頭を殴られた。
痛いです。
涙目になりながらあきらを睨んだ。
あきらは憐れんだ顔で僕を見る。
「お前黙ってれば可愛いのに残念だよな」
「う、うるせーやい!平凡をからかうな!」
「残念だよな」
二回も言いやがった!!
「で、何だよ。用があんだろ」
「あ、そう、子犬に触ろうとしたら威嚇された」
「だろうな。書いてあったじゃねえか」
「会議してからの方が良さそう」
「…今夜あたり、集まるか」
「そうだね」
さて、子犬は何を抱えてるのかな?
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