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幸せとその裏にあるもの .6*にしおりをはさみました!
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幸せとその裏にあるもの .6*
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桜side
くちゅり…と那雪のソレが俺の中に入ってくる。
指よりもはるかに熱いソレは、ドクドクと脈打っていて、
あぁ…今、繋がっているんだって思った。
「…ッは、ぁぁッ…熱…ふぁ…」
微かに感じる引きつるような痛みさえ、那雪がくれたものだと思うと愛しくて。
「…ッふ…ぅう"…ッ…う…」
「…桜?」
ボロボロと、涙が溢れた。
繋がって、互いの温度を共有していて、抱き留めた腕は離れない。
それが嬉しかった。
「…ッ…痛いのか?」
「…ち、違う…ひっく…ッ…うれッ…しくて…
那雪と…繋がってるって……ッく…愛されてるって…」
嬉し涙なんていつぶりだろうか、心が暖かい。
「…うん、桜…愛してる。
こうやって…俺のこと、受け入れてくれて、ありがとな。
すごい幸せだ…」
「ッ…うんッ…!」
笑いあって、キスをして…
那雪の心臓の音が自分と同じ速さだって事が嬉しくて。
また、涙が溢れた。
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