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Episode83にしおりをはさみました!
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Episode83
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数分前、言葉の真意を聞くと決めた俺。
早速聞こうとしたものの、何故か聞きづらい。
一分程もごもごと口を動かしていると、何を悟ったのか、担当医がスケッチブックを渡してきた。
それは、新品とは程遠く、またページ数も残り2枚と言う何だかおかしなスケッチブックだった。
それと共に鉛筆を渡してきたから、それに『過去は?』と書いた。
主語も何もない質問だったけど、担当医は読み取ったようだった。
「過去?僕の過去なんて、語る程大層なものじゃないよ。」
担当医はさっきから、ぐだぐだと何かしらの理由を付けて言おうとしない。
やっぱり、過去に何かあるのか?
気になりだすと、止まらない。
担当医自身には何の興味も湧かないのに、疑問ばかりが増してくる。
目の前で理由を付けまくっている担当医にも、段々苛立ちが募ってきた。
早く、言えばいいのに。
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