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18歳以上ですか?
二人のお守りにしおりをはさみました!
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二人のお守り
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男と女。
沢山の人がいる中であたしは聖と出逢って
また人を愛することが出来た。
人を好きになるのは怖い
そう思ってたけれど
また好きになった事であの時とは違う好きと言う気持ちが分かることも出来た。
「優 いこっか!」
「行きたいって言ってた所ー?」
にこっと笑う聖君に
どこー?って聞くあたし。
この何気ないことに
この人を好きになって良かったって
幸せを感じる。
お店に着くと
迷わずアクセサリーのお店着いた。
不思議な顔をしてるあたしに
優しい顔で微笑む聖。
「いらっしゃいませ!」
「この前 頼んでおいたんですけど。」
頼んでた?
何を?
店員さんが可愛い箱を持ってきて
あたし達の目の前に置いて蓋を開けた。
指輪?
「お間違いないですか?」
「はい!大丈夫です!」
小さな袋に入れてもらって
とさくさ車に戻って
車の中で小さな袋から箱を取り出し
聖は言った。
「優?離れててもいつも一緒だょ!」
そういって
あたしの指にはめてくれた。
そう。ペアリング。
こんなの初めてだった。
内側には2人の名前が彫られていた。
言葉にならなかった。
嬉しかった 本当に。
うるうるして今にも泣き出しそうなあたしに
「ほら!シンプルだからどんな服でも合うし!笑」
あたしも聖の指にはめた。
真新しい指輪はピカピカ輝いてた。
「結婚する時にはまた違うの買うから!」
ビックリして
キョトンとしてたら
「俺は優と結婚したいと思ってる。これから何年かかってもお金貯めて結婚式するお金とか貯めたりしなきゃいけないし。仕事も頑張る!いつかなんて俺まだ言えない。けど、
俺と結婚して欲しいと思ってる。」
目が点なあたしに聖は
頭をヨシヨシと撫でて
「泣かせたりしない。
ずっとそばに居る。
優を守るから。
幸せにする。」
嬉し涙ってこう言うことだったんだって
涙をポロポロ流しながら
「うん。 ずっと側にいて!」って
答えた。
幸せって
頑張って幸せを自分で作り出すものでなくて
自然な事が幸せであって
些細なことでも幸せだと思って
2人で無理やり作るものが幸せではなくて
自然に出来た事がしあわせなんだなって
思った。
前のあたしなら
先の見えないのが不安で仕方なかったけど
今は目の前の事が幸せだと思えるようになった。
それは
聖と出逢ってから変わった。
出逢えて
本当に良かった。
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