アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
♡誕生日♡
-
プレゼントも買った!
後は前夜にケーキを作って当日渡す!
問題はケーキだなぁー。
前に何回か作ったけど
失敗したらもっていけないしなぁー。
仕事もあるし。
前夜にしか無理だなぁー。
その日は土曜。
金曜の前夜に仕事終わったら作ることにしようかな!
ケーキなんて
誕生日に彼氏に作るなんて初めての試み。
今夜も聖君からの電話が鳴った。
「もしもし?」
「はーい!」
「今週土曜 どっか行きたいところとかある?」
「んー。」
「俺 行きたいところあるんだけどいぃ?」
「ぅん!どこ?」
「まだ行くまで秘密ーっ 笑」
初めて会った頃はこんな上手く話せなかった。
でも他愛のない話であっても
癒される。
声聞くだけでも安心する事が出来た。
前夜
仕事が終わって急いで自宅に帰って
御飯を急いで食べてるあたしに
お母さんが言った。
「ゆっくりたべなさいってー。」
「急いで食べないとケーキ作れないもん!」
「ケーキ?」
「聖君の誕生日明日だからケーキ作るんだけど時間無くてー。」
「作るんだ! 頑張ってね!」
お母さんに励まされ
ケーキ作り開始!
スポンジ焼いて
ハート型に切り取り
デコレーション。
クリームぬるのってホント
難しい。
飾り付けもセンスの問題になってくるし。
気づけば11時。
携帯が鳴った。
「あっ!もぉー11時なんだぁ!」
「なーにしてた?」
「ん?ンー。特には⁉︎」
会話をしながら
飾り付け!
失敗して
思わず
「あーっ!」
「どした⁉︎⁉︎⁉︎」
「笑 って言ってみただけぇー!」
「そんなキャラだっけ?」
まさか電話中に
飾り付けしてるなんて言えないし 笑
ずっと話して
「明日 9時半ね!」
「はぁーい!」
電話をきって
最後の仕上げをした。
やっぱりハート型は可愛い!笑
美味しいかはわからないけど。
なかなか上手く出来た⁉︎笑
急いでお風呂に入ってワクワクしながら眠りについた。
次の日
寝坊して急いで支度。
9時半待ち合わせなのに
9時半にウチを出た。
「ごめーん。」
「いいよ!」
「これ。誕生日おめでとーぅ!」
「まじで⁉︎なになにぃー?」
嬉しそうな顔で
プレゼントを開ける聖君。
トレーナーを見て自分に合わせてどぅ?って
聞いてくる。
もちろん 凄く似合ってた!
「これは?」
「はい!」
プレゼントよりもドキドキするケーキを手渡すとそっと開けた聖君が
無邪気な子供の様に喜んでた!
「これ!優の手作り⁉︎」
「ぅん...。でも美味しいかはわからないけど。」
って
指でペロンってとって食べた!
その行動にビックリした。
予想外な行動なだけに突然たべるだなんて。
「すっごく 美味しい!
しかもハート型!」
「良かった! 仕事終わって急いで作ったから時間無くて。」
「あーっ!だから電話中 あーっ!だったんだ!笑」
「あれ イチゴ間違えたところに置いちゃって 笑」
「それでも 優が彼女で良かった!
誕生日 こんな凄いプレゼントもらってケーキも作ってくれてほんと嬉しい!」
誕生日
喜んで貰えたのが一番嬉しかった。
これから先
こんな幸せがずっと続いてくれればいいなって。
そう思った。
少しずつ笑えるようになった今
聖君の存在が
凄く偉大な物だと改めて実感した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 79