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親友
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11月に入り
寒さも少しずつ体感してきた。
相変わらず
聖君との朝晩の電話も毎日続いてる。
それが日課になり
幸せと思えるようになってきた。
ただ、一つ増えたのは
お昼の休憩時間もmailとか
たまに電話来たりしたりする。
11月と言えば
聖君が誕生日だって事をこの前知ってそれから悩んでずっと悩んでも思いつかない。
タバコ吸うからジッポにしようか
そう思っても
平凡過ぎるのかと思ったりして
毎日考えてた。
ケーキは作るつもりだったけど
プレゼントがっ。
バイトしてる恵に相談しようと電話をかけた。
「はいはぁーい?」
「恵?ちょっと相談したいことあってさぁ。」
「今 優んウチ近くだから寄ろうか?
どっかいく?」
「じゃあ 着替えて出てる!」
「オッケー!」
恵とは
中学の時からの親友。
辛いことも嬉しいことも常にお互いわかり合ってきた仲。
恵が来て
車に乗ると恵は笑った!
「最近 なんか明るいね!安心した!」
「彼氏出来たの話したよね?」
「二つ上の彼氏?」
「そーぅ。その彼氏の誕生日が今月なんだよね。でも 問題がプレゼントー。どしよぉー。」
恵は笑って
幸せそうで何より!何より!
って 凄い笑顔で言った。
「 幸せかぁ。前よりずっと幸せ。
けど まだ不安。
でも 信じようって決めたんだ。
信じてみようって。
でもさ。
どっかでまだほんとに好きになるのをセーブしてる。」
恵はあたしを見て
「優ー?
すぐには無理やない?
いいんじゃない?ゆっくりで。
すぐになんか無理だよ?
優が少しずつ 聖君の事 大切な人だと心から思える日が来る。
無理に好きな訳じゃないんだし
ホントに好きなんだからさ。
あたしは...
優に 幸せになってもらいたい。」
恵は恋愛全部今までの知ってる。
一緒に泣いたり
喜んだり
バカして騒いだり
2人なら何しても恥ずかしくないと思って弾けてた。
「うん。そだね!」
「でぇー⁈プレゼントだったね 笑?」
「そーそーっ!ジッポゎありきたりだし
かといって何があるかって言ったらないし」
2人で次に出した言葉
息もピッタリだった!
「「 服! 」」
笑
2人で大笑いした!
それから恵と服を探しに行って
3件も回った。
トレーナー。
気にいるかは分からないけど
それでも頑張って探したつもり。
帰り際
恵は
車の窓をあけて
”親友なんだから
なんかあればいつでもいいな!
親友なんだからさ”
親友がいて
良かった。
そうつくづく思った。
恵がいて
良かったって。
一緒に悩んで
一緒に泣いて 喜んでくれる親友が
恵だったこと。
ずっと
親友でいたいなって。
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