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不安にしおりをはさみました!
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不安
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8月に入って海にも行って
お盆も過ぎて
学校の子はもうすぐ夏休みも終わりに近づいてくる。
だんだんと
近所の子供達の声が聞こえなくなり
宿題に追われてるのかなって思いながら
仕事までの時間をテレビ見ながら過ごしてた。
体調もあんま
良くならないし
クラクラするし
胃の調子が悪いと言うか。
それでも 聖に言う程でもないと思って言わなかった。
そのうちに治るものだと思ってたし。
昼。
いつもの様に聖からの電話。
「優ー!」
「はーい!」
「暑い...。」
「笑 仕事忙しいの?」
「忙しくはないよー!」
「優は今日仕事なの?」
「そー。」
「体調よくなったか?」
「まぁーまぁー。」
電話中に
ふっと思い出した。
「〜なんだからさー」
そーいえば生理が来てない。
気にもしてなかった。
「聞いてる?優ー。」
「あっ なんだっけ?」
「あのさー」
「ねー あのさ...。」
「どした? 体調悪いのか?」
これから仕事ある聖にそんな事言えない。
「今度はいつ会えるんだって?」
「2日後の土曜だろ!笑」
「そか。」
「どうかしたのか?」
「なんでもなぁーい! 仕事始まっちゃう時間だよ!」
「あーやばっ!じゃあまた3時にmailする!」
生理。
来てない。
まさか、、、。
お腹に手を当てながら
不安と色んな気持ちがグルグル回り始めた。
よく妊娠すると微熱が続くとか書いてあったり聞いたりするけど
まかさ あたしが。
検査薬で調べるのも正直恐い。
それでも 仕事あるから
仕事の支度をして
仕事場に向かって仕事をした。
今日はお客さんの出入りも少なかったから
伝票打ちをほとんどやったり
伝票まとめたりしてた。
仕事場が仕事場だけに
商品整理しながらマタニティーの場所に行くと
パンフレットがあった。
お腹に宿ってから産まれるまで。
妊娠2ヶ月
生理が来なくて もしかしては?と、気付く頃です。
頭の中真っ白だった。
閉店の曲が流れて
片付け始めて
帰り道 歩きながら頭の中真っ白だった。
何をどう考えたらいいのかわからんなかった。
自宅までの道のりがすごく長かった。
「ただいまー。」
「お帰りー 遅かったねー」
お母さんが心配してたみたい。
「今日歩いて行ったから!」
「電話すれば迎えに行ったのに」
「うん!」
「優の部屋に聖くん来てるよ!」
「なんで?」
「さー 笑 」
二階に上がって部屋の扉開けると聖が座ってた。
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