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赤司side(シリアス注意!!)にしおりをはさみました!
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赤司side(シリアス注意!!)
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新幹線で約2時間20分
これ程京都と東京の距離を憎んだことはない。
「チッ」
焦る気持ちばかり募る。
光樹は一体何に怒っていたのだろうか。
いや、原因はなんとなくわかっている。虹村だ。
テツヤは僕と虹村の過去を話したのだろう。
しかしどんな説明の仕方をしたんだ?
光樹があんなに怒っているのを見るのは初めてだった。きっと何か勘違いをしているのだろう。
しかし光樹が離れていってしまったら…。僕はどうやって生きていけばいいんだ
そう思う程、僕には光樹の存在が大きくなっていた。
光樹は今どこにいるのだろうか。会ったらなんと言えばいいのだろう。会って話をしても僕のことは許してくれないだろうか…。
焦りの中に少しずつ不安も生まれてくる。
僕はまた1人になるのだろうか。
そうなれば今度こそ僕は人を信じられなくなるだろう…。
1人にはなりたくない…。
お願いだから…。
早く着いてくれ…。
そう願わずにはいられなかった。
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