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18歳以上ですか?
-8にしおりをはさみました!
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-8
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「水瀬さん、本宮ですけど。」
水瀬さんの部屋のドアをノックし声をかけた。
「はーい!千景くん!たすけ…」
俺しかいないと思いドアを開けたら兄さんがいたので驚いたのだろう。ドアを少し開いた状態でこちらをみて固まっている。
「水瀬愛斗くん。俺は本宮御影、千景の兄です。」
「おおおおにいさま!!」
俺の、兄さんだけどな。
「もしかしてさっき挨拶きてくれた?なんか若干気配を感じたんだけど仕事してたから…」
申し訳なさそうに兄さんが言う。気配云々は触れないほうがいい。
「あ、一度のノックしたのですが返答がなかったのであとでまたいこうかと思いましたです!水瀬愛斗です!」
「ふふ、よろしくお願いしますね。そういえば助けて、って何かあったの?」
「えっと…片付けが終わらなくて…」
「じゃあ俺が手伝うよ。」
「ええ!そんな!お兄さまの手を煩わせるわけには!」
チラチラこちらを見てくるのは何故だ。ああ、そういえば兄さんに迷惑をかけるな、なんて言ったな。兄さんが自分から言ってるなら別だ。
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