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愛されたがり。にしおりをはさみました!
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愛されたがり。
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「と、言うわけでお付き合い始めました」
「結城って、本当にゲテモノ好きだよね」
「いくら月島先輩でもその発言はアウトです」
後日、俺はいきなり教室に現れた久野に手を引かれいつものように廊下で話していた宮下と月島の元へと連れて行かれて、今この状況である。
「だって柳瀬だよ?柳瀬。俺の可愛い伊吹を食べちゃわないか心配」
ははは、と笑う月島。だが、目はまったく笑っていない。
思わず俺と久野は冷や汗を垂らす。
「だ、大丈夫です。俺によって柳瀬先輩は可愛い可愛いにゃんこになったので、もう誰かを抱きたいなんて思えないと思いますし」
「ばっ!!!」
さらっと、爆弾発言をした久野に俺だけじゃなく宮下も驚愕してる。
月島は相変わらずの無表情だった。
無表情だったのだが。
宮下の手を引き、すれ違う寸前俺の肩を軽く叩いた。
「お前の事は許せないけど、同情はするね。頑張れ」
そう言ってあいつが俺に微笑んだ。
俺はどうなるんだ......。
愛されたがり。
end
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