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君じゃなきゃ嫌だにしおりをはさみました!
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君じゃなきゃ嫌だ
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軽く触れるだけのフレンチキスはもどかしくて、もっとって追いかけた。
さらさらな雀の銀髪が俺の頬を撫でて、またフレンチキス一つ落とされる。
なんで意地悪するの。
もっと深いのがいいのに。
ぎゅうって雀の制服を掴んでせがむ。
恨めしげに雀を睨んだら、その壮絶な色気を纏った目に射抜かれた。
「俺も、好きだよ。伊吹」
カァァッと顔に熱が集まるのが分かった。
あんなにキスをせがんで、睨んでたけど途端に恥ずかしくなって顔を下に向けた。
「だめ」
すぐに顎を掬い上げられて、上を向かされた。
「もう、逃げられないからね?」
キザなセリフなのに、きゅんとしたのは惚れた弱みだろう。
きっとそうだ。
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