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しばしのお別れにしおりをはさみました!
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しばしのお別れ
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岬の提案で俺は、あの微妙な色の下着を今履いている
「岬」
「ん?」
「下着は自分で買いなさい…せめて、色は黒…いやグレーがいいな」
「へ?」
「あれ、生地薄いから形くっきり分かるから…他の人に見せないで」
「う、うん…」
「俺、もっと強くなる。だから、岬も強くなれ。あっ、でも喧嘩とかはやめてな?怪我とかするから」
「うん」
「今度会う時は、岬の手料理食べたいな」
「料理?が、頑張るっ」
「うん、楽しみにしてる。俺は、もっと身体鍛える」
「今のままでいいと思うけど?」
「こうさ…両足に手をかけて、立ちながら岬を下から責めるの。駅弁てやつするっ」
「は?その為だけ?」
「あれ、ダメ?俺の野望なのに」
「ぷっ、野望…願望じゃないんだ」
「ん?願望か?野望は、岬を奥さんにする事」
「それも、願望だからね」
「うーん…」
「なんか、初めての高志に勝った気がする」
「え?そうだっけ?俺、何時も負けてる気するけど…」
「いつ?」
「エッチの時、一緒にイきたいのに岬の締め付けに耐え切れず…」
「ちょ、ここ外だからっ」
「はーい。次までに、そっちも鍛えとく」
「程々にね。俺は、料理出来るようになって、もう少し痩せたいな…高志の隣に並んでも、不釣り合いじゃない位になりたいな」
「岬は、今でも不釣り合いじゃないよ?痩せるのはいいけど、ちゃんと食べるんだよ?俺よりカッコよくなってたらどうしよう…岬、顔可愛いからなーあちこちから声とか掛けられそう…」
「高志の方がカッコいいから、心配しなくていいよ。それに、高志しか見てないから…」
「あーもー…俺もだよ。岬しか見てないから」
「うん…駅着いちゃったね…」
「あっという間だったな…岬、ここで…」
「うん」
「いいか?ここでサヨナラじゃない。ここから始めるんだ。俺たちの未来がここから始まる…終わりじゃないからな!だから…っ」
「うん、分かった。じゃあ、待ってるね。俺、高志の事待ってるから」
「必ず行くっ!岬のもとにっ…必ず」
岬が駅のホームへと消えていった
きっと、泣いている
側へ走っていって抱きしめたい…
でも、今じゃない
待ってると約束してくれた
その約束に見合う男になろう
いつか必ず迎えに行く
今よりも、強くなって…
だから、サヨナラじゃないよ…
愛してる、岬…
俺には、お前だけだから
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