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side鶴丸国永にしおりをはさみました!
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side鶴丸国永
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「あ、鶴丸さん!主が部屋に集まって欲しいそうですよ」
ぼうっと庭先を歩いている所を、秋田と前田に声をかけられた。
何の用だろうか。
向かってみると、既にかなりの数が顔をそろえていた。
一期の姿も遠くに確認が出来た。
「悪いね、急に集まってもらって・・・実はそろそろ部隊編成を変えようと思ってね」
急に全員が、主に呼び出され、告げられたのは部隊編成を変えるということだった。
今までも、一人二人が入れ替えられることはあったが、全員を呼びつけるような真似はしなかった。
つまり、随分大幅に変えるということか。
主の言葉に一瞬ざわついた室内も、再度主が口を開くとまた静まり返る。
「みんなが頑張ってくれるから、熟練度もだいぶ上がって来たからね、ここらで一旦大幅に振り分けて行こうと思って。戦力バランスが偏らないように4部隊編成を作ったよ」
主は、三日三晩かかったんだよ、と笑いを誘う一言を付け加えながら、新しい編成を発表していく。
結果的に俺と一期は部隊を分かつことになった。
なんとなく予想は出来ていた。
戦力バランスを考えるなら、当然のことだ。
俺は新しく配属になった、部隊長の燭台切に「宜しくな」と声をかけて、部屋を出た。
部屋の端で、一期と同じ部隊に配属された、薬研、秋田、前田が楽しそうにまとわりついているのが見えた。
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