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18歳以上ですか?
169にしおりをはさみました!
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169
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少年は靴を履いたままベットに立ち上がり春人の上に跨った
そして膝をつき春人の頬を両手で包み、お互いの顔がよく見えるように向き合う
近すぎて相手の息がかかる
一歩間違えればキスさえ出来そうな距離だ
春人
「ちけえよ、気持ち悪い」
「こうした方がお前の綺麗な顔がよく見える」
春人
「それはお互い様だ。あんたの綺麗な赤い目をこんなに近くで見れるなんてな」
「褒め言葉として受け取っておく。」
春人
「ふん」
本当ムカつく吸血鬼だ
いっそキスして舌を噛み砕いてやりてえ
「お前、吸血鬼は嫌いか?」
春人
「逆に好きそうに見えるか?」
「残念ながら見えないな」
春人
「じゃあ聞くなよ」
「いや悪い。今まで見てきた人間は俺を見ると
あからさまに嫌そうな顔したり目をそらしたり
逆に睨んで逃げていくやつばっかだったからよ
でもお前は俺の目をしっかり見ている。しかも感情を表に出さずに」
春人
「ふ、なんだよそれ。心の中ではお前を蹴り倒したいって思ってるぜ?」
「俺とやり合おうって奴も初めてみたな」
春人
「なに?あんた強いの?」
「…まあ、それなりの訓練はしてきたからな」
訓練?
「悪い、話がズレたな
俺を知りたいだよな?」
春人
「あ、あぁ」
すると少年は春人の頬から手を離し右手を自分の胸に当て礼をした
「俺は…人鬼協和計画グループ所属
No.4836 セル。
あんたの世話係の一員になったので挨拶に参りました
我が姫」
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