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春人
「それじゃあちっさい吸血鬼の誘拐犯さん」
「やっぱり吸血鬼って分かるか?」
春人
「当たり前だろ。
そんな真っ赤な目をしていて人間とかなら早くカラコンとか買った方がいいぜ」
「それもそうだ」
春人
「で?誘拐犯さんは
もし俺が質問したら応えてくれんの?」
母さんやあいつら、子供達は無事なのか確かめないと
「そうだな。それが我が姫の希望であるなら」
春人
「バカにしてんの?」
「悪い悪い。俺んとこのお偉いさんが
お前のこと『姫』って呼んでたからよ」
よし、そのお偉いさんとやら絶対見つけたら潰す
誰が姫だ誰が
「怖い顔してると綺麗な顔が台無しだぜ?」
春人
「うるさい変態」
「誘拐犯の次は変態か…」
春人
「心当たりしかないだろ?」
「否定はしないでおく」
そう言って少年は春人から手を離しベットにそっと腰掛け
春人に優しく微笑んだ
その表情は子供とは思えないほど大人びて見えた
春人
「本当残念だよ
こんな形じゃなかったら結構あんたの事好きになれそうだったのによ」
「それは光栄だな」
絶対光栄って思ってないだろ
春人
「じゃあ質問に応えてもらおうか?」
「なんなりと」
春人
「まず、、、あんたは何者だ?」
「…」
春人の質問に少年は少し驚いた顔をする
春人
「ははっ、面白い顔してんぞ」
「いや、てっきり『ここは何処だ』とか聞かれると思ったんだが」
春人
「ま、それも後で聞くけどよ
なんとなく知りたくなったんだ
それにあんたが此処にいるのって理由あんだろ?」
「…分かった。」
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