アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
5にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
5
-
キッカケは転入生の席が隣になったこと。
クラスメートの色々な感情をのせた視線を受けながら席についた彼は、関わらないように俯いていた明仁に声をかけたのだ。
「お前親衛隊か!!?」
「え・・・(いきなりそれ聞くの?!)・・・えっと、ううん。親衛隊には・・・入ってないけど・・・」
そう明仁は学園でも珍しい親衛隊未所属の1割の中の1人だった。
「そうか!!!じゃあ仲良くしようぜ!!俺のことは天音って名前で呼んでくれよな!!お前の名前は!?」
「(「じゃあ」とか言わないでよぉ)・・・えっと・・・飯嶋、明仁・・・です・・・」
「よろしくな明仁!!!!敬語なんて使わなくていいからな!俺達もう親友だろ!!!」
「~~~~~っ(今の流れのどこで親友に!?)・・・・・・よろしく・・・」
クラスメートの(主に親衛隊所属の)強い視線に泣きそうになりそうになりながらも俯いた顔はそのままにそう応えるしかなかった。
そんな感じに親衛隊を敵に回した転入生とその親友である飯嶋明仁は一躍有名人となり
昼休みには噂で興味を持ったのか大規模な親衛隊を持つ生徒会の方々が直々に倉原に会いに来てひと悶着あった後
会長からは「惚れた」発言。副会長からは「運命の人」発言。会計からは「本気になっちゃったかも」発言。書記には抱きつかれ。潔癖と名高い庶務とは握手を交わす。
昼休み45分間の間に見事生徒会をコンプリートしてしまったのだった。
これが恋愛シュミレーションゲームだったらとんだクソゲーだ。
そして
明仁は制裁を受けるようになった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 19