アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
ミヤくんにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
ミヤくん
-
ーーーーーっガチャ……
「、おぉ〜、逢坂くん〜!今日も来てたんだね、お疲れ様〜!」
その日の夕方、満足いくまで大学内を撮った後、酒井教授の研究室へ行くと、教授がそう出迎えてくれた。
酒井教授の後に続いて研究員たちも俺には労いの言葉をかけてくれる。
「…あ〜、お疲れ様です〜…すいません、今日荷物多くて、明日も来る予定なんで、置かせて貰いに来ました、!」
「あぁ、そうなんだ〜!もう、そんな断りとかいらないからどんどん使ってよ、」
「、本当、感謝します。」
そんな優しい酒井教授の笑顔を見ながら、用意してもらった机へ行く。
そして、たくさん持っていた荷物をドスン、と机に置いた。
写真をとる仕事上いつの瞬間も逃さないようにいつも大量の荷物を持ってることが多く、だからこうやって俺に机を用意してくれた事は本当に有難いことだ。
だから、存分に使わせて貰いに来た。
ーーー……と、もう一つ……、、、
俺はその机の位置からぐるりと研究室内を見渡す。
……そう、今回の用事はそれだけじゃなくて……
たくさんの研究員たちが前来た時とほぼ変わらず、それぞれの作業をしている。
でも、俺の目当ては研究室の一番奥の…………、、あれ……
「……….、いねぇ……」
多分あそこがアイツの机だったと見たそこには誰も座っておらず、机の上には沢山の観葉植物が置いてあった。
、あれ…今日は来てねえのかな……
思わぬ展開にぐっ、と眉をひそめていると
「何がいないの?」
いつからだか近くに来ていた酒井さんが不思議そうな顔で聞いてきた。
「なんか欲しいものでもあった?、私が用意できるものならしておくけど…」
凄い年下のこんなチャラチャラしたよそ者にそんな気を使ってくれるなんて、酒井さんはどれだけ人がいいのだろうか…………、、
「あああ、違います、わざわざ気を使って頂いてすいません、…」
「んーん。?…で、何がいないの?」
「あぁ、…えっと、あの一番奥の席の……」
俺がそう控えめにあの奴の席であろう場所を指さすと。
「え、?あ〜、ミヤくん?」
と酒井教授が驚いたように言った。
「………ミヤくん…?」
全く聞きなれないその名前にそう聞き返すと
「あそこの席でしょ?、うん。森 都(もり みやこ)くんの席だよね?」
都……。
あいつそんな名前だったのか……。
ホワンと頭の中に奴の姿を思い出す。
……みやこ、……すげえぴったりな名前、、。
「…都って名前なんですか。……ぴったりっすね、」
そう頭の中で想像しながらいうと
「だよね〜〜!!ミヤくん自体すごく気品の高い雰囲気だからさ、この名前ぴったりくるよね〜〜!!!ーーーー……って、何、逢坂くんミヤくんと知り合いなの??」
と、急に酒井教授が目の色を変えて聞いてきた。
「……知り合いっつうか……あ!!!!!ちょっと酒井さん、!!これ見てくださいよ!!!!笑」
そう言えばそういえばと、さっきの写真を思い出し半笑いになりながらさっき撮ったカメラを取り出す。
「え!なになに!いい写真でも撮れたの???」
本当は一番最初にアイツに見せたかったんだけど、いないみたいだから先に教授に見せよ
どーせ後で見せるだろうし、。
…つうかあの見事なコケっぷりを早く誰かに見せてえwww
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 130