アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
1日目。謎の生命体登場。4にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
1日目。謎の生命体登場。4
-
教室は4階と聞き本気でうなだれた杏黄
靴箱から1歩も動かない様子だったので、煉が運んでくれる事になった
お米持つみたいに担がれる杏黄
「ありがとう、煉」
「どーいたしまして
まっ、俺も役得だしな」
得なの?と首をかしげる僕に気にするなと言う煉
煉ってば、秘密が多いお人ですなー
気にするな。は何度目だろうか…と記憶をたどるけどそんなに集中がもつはずもなく特に気にするのをやめた
「杏黄ちゃんっ!
杏黄ちゃん今度は俺にももたれてやー」
「ぇ、なんでみんなそんな僕にもたれて欲しいの
筋力鍛えたいのですか…?」
みんな僕にもたれて欲しいというのは何故だと、精一杯考えた理由なのに何故か笑われた
解せぬ。
「杏黄ちゃん可愛いわー!」
「僕は謎だわー」
彗がさらに笑うし、あげく皆にまで笑われ出す
煉なんか笑うの必死に耐えてるからか、僕がプルプルしてるよ
肩が揺れるのと連動して僕も揺れてる!!
ばしばしと叩き、こちらをのぞき込んだ煉に揺れて怖いと告げる
不安定なバランスのなか、バイブレーションだよ?
めっちゃ、怖くない?
「ごめんごめん
そろそろ着くから降ろすぞ 」
階段を登りきったところで降ろされる杏黄
さすがに、教室までは運んでくれないかとしゅんとする
あっ、ふと思ったんだけど担任に挨拶とかどーすんだろー
聞いてみよう、と教室に向かうみんなに声をかけた
「ねぇ、担任への挨拶ってどうすればいいの?」
「担任なんかどうせ後でくるよー?」
「そんなもんなの?」
「そんなもんでいいんだよー」
ふわふわした解答を泊からもらう
泊基本ふわふわしてるから、移ってこっちまでふわふわしてくる
ふわふわっていうか、気が抜ける?
「ほら、はいろー
席は僕の隣ねー」
泊に引っ張られながら教室に入れば、痛いほどの視線を浴びる
なんで、ここまでと思い耳をすませば、あの白雨が人に触ってるぞ!?とかあいつなにもの?とか泊が人に触れてることと僕の存在が目立っている様子
やっぱり、泊ってば触ったりしないんじゃないか。と繋がれた手を見るが、本人はなぁにー?と聞いてくるだけ
大丈夫なの?と聞けば、周りが気になるのー?と聞かれたので、一応。といいながら頷く
そうすれば、少しピリッとした雰囲気を出す泊
「ど、どうしたの」
「だってー、杏黄ちゃんは気になるんでしょー?
そんな、他のことに心惹かれてる杏黄ちゃんなんて見たくないよー」
と、謎の発言
心惹かれてるっていうか、気になってるだけなんだけどな。と思いながらも泊が嫌ならば好きにさせとこうと思う
だって、僕には被害はないんだから
そのまま少しピリピリした泊の隣に座った
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 25