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18歳以上ですか?
鈍感にしおりをはさみました!
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鈍感
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今日は合宿最終日
午前中に一斉テストが行われて、お昼を食べて帰る予定だ。(先生のありがたーいお話ももちろんあるけどな)
「なぁレーちゃん…」
テストも終わって、後は帰るだけというすごくhappyな気分で昼ご飯を食べていたら浩介が訝しそうに俺を呼んだ。
「あのなぁ…
いや…なに?」
その呼び方もうガッツリ定着してるけど、直す気ないんだろうな…
「うさみんのクマが凄いんやけど、なんかあったん?」
「さぁ……?」
そういえば朝からおっきなため息ついてたな…
朝だってのに疲れた顔して
起き抜けにまた頬っぺた千切れるほど引っ張られるし
何事かと聞けば、「お前のせいだ猿」とかまた暴言吐くし…
そういや寝る前になんか言ってたな
なんだったっけ?
俺も答えた気がするけど、覚えてないんだよなぁ…
「……その無自覚っちゅーか…鈍感なとこちょっとくらい直せば?
流石にうさみんが気の毒やで…」
「気の毒も何も…別に俺鈍感じゃねぇし」
うわっ、あからさまに嘘だと思ってる顔してる。
そういえば前にも鈍感っていわれたことあったっけ?
俺のどこが鈍感なんだ?
ハッ!もしかして鈍感ってバカってことか?!
それなら辻褄があう……
…のか?
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