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18歳以上ですか?
約束にしおりをはさみました!
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約束
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ヤバイ…ダメだ…
「つ、次行こう!」
「………
そうだな…」
誤魔化しになっていない俺の言葉に深く追求してこない。
胸を撫で下ろしたけど、違和感しかなくて隣にいる圭太をちらりと見上げれば、クスリと笑っていた。
「大丈夫だよ
本当に4回も会うわけないだろ?会ったとしても俺ずーっと好きな子いるし?」
なっ…!
顔を覗き込むようにしてきた圭太が頭をぐりぐりと撫でてきた。
「それにせっかくお前と一緒に居るのになんであんなくっさい女の相手しなきゃいけねぇんだよ」
「おい…魔王様漏れてるぞ」
「いいよ
たった一度見られたとこで、見間違いだと思うさ
それより、約束の場所まで来たぞ」
見間違いじゃないぞ!完璧な王子様の中身が魔王様だなんて俺が身をもって証明してやるよ!
「…ほんとにしなきゃダメか?」
ほれほれと差し出された手と圭太の顔を見比べる。
「しなくてもいいけど、後で後悔するぞ?」
……これは嘘やハッタリではない。
圭太が後悔するといったら絶対に後悔することになる。
う゛ぅ~~~~~!!!!!
「わかったよ
やればいいんだろやれば!」
「よろしい」
周りにばれないように、ただでさえ近くにいる圭太にさらに近づいて、目標を捉える。
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