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18歳以上ですか?
仮装3にしおりをはさみました!
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仮装3
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貴澄が引いたのはロリータファッションだった。
白を基調とした裾の拡がったパニエに、頭にはヘッドドレスまで身につけている。
確かにミニスカートでは無いが、これはこれで辛いものがある。
フリルまみれの格好は普通なら健全な男子高校生としては似合うはずも無いのだが、貴澄は全く違和感が無い。
「なんか似合いすぎてて怖えわ…」
ただ、重たい格好の分障害物競走には不向きだったらしく競技中に
「っうわ…!!」
網をくぐり抜ける際にスカートの太ももの辺りが破れてしまった。
それにより隠されていた筈の足が晒される事になった。
「ちょ、この感じ一番恥ずかしいねんけど!?」
確かに元々出されているものを見るのも申し分無く興奮するが、隠されたものを見たくなるというのも人間の性。
勿論、生徒たちは思いがけない出来事に狂喜乱舞している。
主にゴツい奴らが。
それでもなんとかゴールへたどり着いた貴澄だったが、ハプニングの為に順位を抜かされて、ギリギリで4位入賞だった。
それでも真ん中くらいの順位だから、問題は無い。
「ちょっとちょっと、貴澄ちゃん、卑猥すぎ〜生足は事務所NGだよ」
「うっさいわ楢島!!ちょ、はよ着替えてくる…」
「競技終わるまでは着替えられないんだよ…悲しい事にな」
リュウと忍が居る待機場所に向かった貴澄は2人に弄られている。
「なんでやぁ…理事長の鬼畜ぅ…絶対どこかで嘲笑っとるんやぁ」
「貴澄ちゃん、そのままだと周りの目がヤバイからこれ…」
「楢島…」
そしてリュウが貴澄の腕に嵌めたのは、婦警コスプレの小道具の手錠。
「お前これ、なんも意味無いわ!!寧ろ変態度増したやろ!!」
「うん、やばいね。普通に興奮するわ」
「楢島ぁぁああ!!!」
やはりこの二人は仲がいい。
そうこうしているうちに、最終走者の俺の番がやって来た。
前例を見て嫌な予感が予感で無くなったが、今更抗いようが無いので大人しくスタートラインに着く。
そして発砲音に合わせて走り出した。
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