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不安と衝動
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レトルト
来ない…。
月に一度、女の子に来るはずのものが。
ではなく、こないのだ。
あの日を境に、向こうからの連絡が途絶えてしまった。
メールを送ってしまえばそれまでなのだが、今まで頻繁に呼び出されていた分、こちらから連絡がしづらい。
ましてや、あんなことがあった後に連絡が無いとは…。
レト「…あきたのかな。」
自分で言っといて悲しくなってきた。
別にどうということはなく、
元の生活に戻るだけなのでそれまでの話なのだが…。
レト「なんでこんなにやきもきするんやろ…」
自分でもびっくりするぐらい、落胆している声が出る。
ゴトッ…
ケータイを手に取り、最後のやり取りを見る。
文字を読むたびに、アブさんの声が反芻していく。
ーレトやん
はぁ…
まるで捨てられた子犬じゃないか…
ベッドに座り壁にもたれながら目をつぶる。
あの日のことが、次第に映像化されていく。
ー本当は期待していたくせに。
期待…?
どうなるかぐらい分かっていた。
ーずっとオレに犯されたかったくせに
そんなはずは…
考える前にズボンの前をあけ、硬くなりかけている自分自身を握る。
レト「…はぁ…」
くちゅ…くちゅ…
上下にゆるゆるとシゴいていくうちに、また思い出していく。
アブさんの、声が、感触が、体温が、全てが伝わってくる。
クチュ…クチュ…クチュ…
ーレトやんさ、ここ、凄いよ?
あの日されたように、シゴキながら手のひらで撫でる。
レト「…んっ…ッ…」
クチュッ…クチュッ…
…足りない。
自分でするのは、何かが違っている。
ぬるつきを増やすために、自分の唾液を垂らしてみる
クチュッ…クチュッ…
レト「…ッん、…ぁ…んっ」
だいぶ蕩けて来たところで、ふと、唾液に濡れた指を後ろまで滑らせる。
レト「…んっ」
ビクンッ
入り口を撫でただけで身体が跳ねてしまう。
ここに、アブさんのが…
ゆっくりと指を中に入れていく。
レト「…ん…んんッ…」
ぬぷぬぷと抜き差しを繰り返しては、あの時の感覚を思い出す。
ーそんなに奥まで俺の咥え込んで、いやらしい
レト「…ゃ…んッ…んん」
ほんとうにいやらしい。
今の姿も見透かされてる気がする。
だめだとわかっていても、手を止めることができない。
グチュ…ッグチュッ…クチュ…
レト「…ゃ…ッ…アブさん…」
声に出して名を呼ぶと、本当にそばに居るようで更に快楽が押し寄せる…
レト「ッアブさ…ッん…アブさん…ッアブさん…‼︎」
ビクッ…!
ビュルル…ッ
レト「…ッはぁ…はぁ…はぁ…」
なんてことだ…
ついにはオナニーのネタに、オカズにしてしまった。
その後ろめたさに、ますます連絡を取れなくなってしまった。
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